今回のタイトルは「また会いたいと思われる人の特徴」です。
今回のコラムでは、
・マッチングができたりお見合いは決まるものの2回目、3回目に繋がらない
・交際しても長く続かない
・複数の人との集まりでなぜか浮いてしまう
・職場などで自分の居場所が無いような感じがする
・人間関係がうまくいかない
これらのお悩みをお持ちの方に向けて、
どのようなスキルが必要なのか、どうすれば「また会いたい」と思ってもらえるのかについて考察をし、具体的に何をしていけば良いのかをお伝えいたします。
でははじめに、お時間のない方のためにネタバラシということで、今回のコラムのまとめを先にご覧いただきます。
あなたが浮いてしまう原因は?
絶対成功するマニュアルは存在しない
始めにあなたが周りの人に対して「嫌だな」とか「距離を置きたいな」と感じた時のことを考えてみてください。
「これをされたら嫌だ」「この話題をする人は苦手」といった、これをやったら嫌われるよねということはありますが、「この話をされたら好きになる」ということは思いつかないのでは無いでしょうか。
人には感情が備わっているので、その時の気持ち次第でお相手の言葉や態度の受け止め方が変わります。 例えばある時「あなたって笑顔が足りないよね」と言われたとして、その時は「そんなことないよー」とあまり気にならずに聞き流せたことも、別のシーンで同じ言葉を言われたときには「え⁈ そんなことないと思うんだけど…」と落ち込んでしまうと言ったこともあるでしょう。
つまりはその時のあなたやお相手の気持ち次第で、同じ言葉や態度であっても気にならなかったり、ものすごく気に病んで落ち込んでしまうこともあるということです。
まずは前提として人間関係構築において絶対普遍の正解というものはありません。
その時々で「最適解」は変わるのだということを理解してください。
なので、
基本的に嫌われる要素はあるけれど、好かれるための絶対的なマニュアルなどは存在しません。
原因を知ることが改善の第一歩
どんなことにおいても改善をしようとか変わりたいと思うのであれば、ネガティブな要素や原因を知らなければ対応のしようがありません。
もしあなたが出会いがあるのに次のデートに繋がらないとか、交際をしたとしても長く続かないといったお悩みをお持ちであるのなら、原因を知ることがスタート地点なのです。
あなたが浮いてしまう原因は?
ここでは「好かれない人の特徴」の代表的なものをお伝えいたします。
①傲慢さや傲慢な態度: 自己中心的で、他人を見下すような態度や行動は、周囲の人々に不快感を与え、嫌われる原因になります。
②嘘や不誠実さ: 信頼性を欠く行動や、嘘をつくことは、人々からの信頼を失い、関係を悪化させる原因になります。
③攻撃的な態度や暴力的な行動: 他人に対して攻撃的であったり、暴力的な行動をとることは、周囲の人々を不安や恐怖に陥れ、関係を損なう原因になります。
④噂や陰口: 他人の噂を広めたり、陰口を叩くことは信頼を失い、他人から避けられる原因になります。
⑤共感力や思いやりの欠如: 他人の感情や立場に共感や思いやりを示さないことは、人々の信頼を失う原因になります。
人間関係は複雑なものですからこの5点だけが原因ではありませんが、 それでもこの5つに心当たりがあれば、それは確実に好かれない原因となっています。
好印象を身に纏うメソッド
好印象を抱かれる人の特徴
ここでは「好かれる」という一歩手前の「好印象」を抱かれている人の特徴をお伝えいたします。 この「好印象」があるからこそ、次のステージである「好かれる」にステップアップすることができるのです。
①礼儀正しさ: 丁寧な挨拶や礼儀正しい言動を身につけている人は、他人とのコミュニケーションにおいて好印象を与えます。
②聴く力: 相手の話に真剣に耳を傾け、理解しようとする姿勢を持つことで、他人から尊重され、好感を持たれます。
③思いやりと配慮: 他人の感情やニーズを考え、思いやりを示すことは、信頼を築き、人間関係を深める重要な要素です。
④ポジティブさ: 楽観的な態度や明るい笑顔は、周囲の雰囲気を明るくし、人々に好印象を与えます。
⑤協力的な態度: チームプレイヤーとして、他人と協力して仕事を進める姿勢は、信頼感を生み出し、好印象を与えます。
⑥自己管理: 自己管理ができ、感情のコントロールや行動の抑制ができる人は、信頼され、尊敬される傾向があります。
⑦誠実さと信頼性: 言動が一貫しており、約束を守ることができる人は、信頼され、好感を持たれます。
「好印象を抱かれる」とは、改めて聞くとごく普通のことなんです。多くの方は「こんなのできてるよ」とか「いつも気にしているから大丈夫」という方も多いのではないでしょうか。 好印象とは「嫌われる要素を限りなく排除している」と言い換えることもできますね。 それでももしできていないことがあればこれから意識して改善してみてくださいね。
もし好印象を残せる人になっているのなら
誰にでもできる簡単なこと、それが「好印象を抱かれる人」になること。
そして多くの人は自分はできていると思っている。
しかし「できているつもり」でいるのは自分だけだとしたら?
周りの人はあなたに対して「あれもこれもできていないよ」と思っていたとしたら?
残念なことに私自身を含めて、自分のことを客観的にみているつもりでも主観が入ってしまうのが私たちの特徴なのです。
つまり「できている」と思い込んでいるだけで、実際には目の前にいるお相手には「できていない」と受け止められていることが多いのです。
理解と共感の深化
ギャップを埋めるには
ではどうすれば客観的に自分自身を見つめることができるのか?について具体的な方法をお伝えします。 それは、お相手の気持ちを想像することです。 自分では嫌われるようなことや気分を害することは言っていないと思っている。 しかし、嫌われるようなことを言っていないか、気分を害することを言っていないかを判断するのは言葉をはしているあなたではなく、あなたの言葉を受け止めるお相手だ。 そのことを私も含めて忘れがち。 つまりはお相手がどう感じるかに注目すれば、 あなたが嫌われるような言葉を使っていないつもりでも嫌われてしまうというギャップを埋めることができるということです。
想像力を養うために
お相手の気持ちを想像することで、自分が間違った解釈をしていないかどうかを判断できると言いました。 しかし、ただなんの情報もなく想像してもそれは却って自分の言動を悪化させてしまうことにつながります。
自分が発した言葉を聞いたお相手がどのような気持ちになっているのかを想像するためには、お相手の表情やあなたが発した言葉に対して返された言葉や表情、態度を正しく読み取る必要があります。その「正しく読み取る」ことが想像力のことなのだけど、正しく読み取るためにはお相手を観察する必要があります。 つまり些細な表情の変化や言葉の変化を感じ取るだけの観察力が必要となるのです。 想像力を養う具体的な方法は、観察力を鍛えるということになります。
理解と共感の深化
観察力を鍛えるということはお相手を知ることになります。 それはお相手に興味を持って接することで自然に観察力が高まるということです。 そして想像力は、お相手がどう感じているのかという心情を想像し察するということになります。
観察力を鍛え想像力を養うことで何が身につくのかというと、 お相手の感情に寄り添うこともできるようになるということです。 つまり、自分自身の言動に対する理解とお相手の心情への理解ができ、自然に共感できることも増えるということです。
一緒に過ごすお相手との心地よさというのは、 「理解」と「共感」からつくられていると言っても過言ではありません。
それでは最後に「理解」と「共感」を深めるためのメソッドをお伝えします。
- 共感を疑似体験する: 自分やお相手の感情や視点に対し共感するために日常的にミラーリングを行ってみます。例えば、職場の同僚相手でも良いのですが、まずはわかりやすいところで表情を合わせてみましょう。そうすることでお相手がどんな心情であなたにその言葉を発したのかを考えるヒントを得ることになります。これによりお相手の視点を理解し、共感する能力が向上します。
- ストーリーテリング: 自分やお相手のストーリーを共有する機会を持つようにします。これはプライベートなことだけではなく仕事上のことでも応用できます。自分の経験や価値観、理想のパートナー像について話すことで共感が生まれやすくなります。また、お相手に質問をすることで同様のストーリーを聞くことができます。よって異なる背景や経験に理解を深めることができます。
- エンパシーマッピング: まずエンパシー・マップの説明をします。 エンパシーマップとは、ユーザーの行動や感情を整理して、ユーザーとチームの間に共感を生むためのテンプレートです。 共感マップと呼ばれることもあります。 これは誰か特定の人に対し、動機、懸念、体験などをチームがよりよく理解するのに役立ちます。自分やお相手の感情やニーズを可視化することです。自分やお相手が何に興味を持ち、何を大切にしているのかを可視化することで理解を深めます。これにより、相手の立場や価値観を尊重し、より良いコミュニケーションが生まれます。 インターネットで検索をすると共感マップというテンプレートも出てきますから、ぜひ一度試してみてくださいね。
- アクティブリスニングの実践: アクティブリスニングの重要性を理解し、実践してみましょう。 アクティブリスニングとはお相手の話をただ聞くだけではなく、言葉の一つ一つに含まれる意味や背景を読み解き理解することです。 お相手の話に集中し、共感し、質問を通じて深く理解しようとする姿勢を養います。これにより、コミュニケーションの質が向上し、相互の理解と共感が深まっていきます。
これらのアイデアを活用して、自分やお相手に対する理解と共感を深めるようにしましょう。
理解と共感を深められたあなたは好感度を身に纏い、寄り添い型のコミュニケーション力が身についているはずです。
おわりに
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